青ヶ島に来て、と言うより人生で初めての体験「椿油」を搾りました。
以前から、とても大変な作業と言うことは聞いていたのですが、
今年はありがたく、チャレンジさせていただく機会があり、
今日無事に搾ることができました^^
9月に採った椿の実。
外に出して乾燥させておくと、自然と実が開いてきます。
その中からさらに黒い実を取り出します。
この状態で天日干しをし、さらに殻をむきます。
この殻をむく作業が、一番手間がかかり大変でした。
この天日干しが重要で、殻をむきやすくすると同時に、搾れる油の量にも
影響してくるようです。
しっかりと乾燥させればさせるほど、良いようです。
しっかりと乾かすと、茶色い薄皮までちゃんと取れるのですが、
これはいまひとつですね。本来なら、もっともっと乾燥させた方がいいようです。
剥いた実を臼でついて粉状にし、せいろで蒸してから、セーデに入れて搾ります。椿油がポタポタと落ちてくる様子は、とても感動しました。
搾った油は一度、熱して水分や不純物を取り除き、漉して出来上がりです。
搾った後の搾りかすは、さらに臼でついて乾燥させ、同じように二番搾りをします。二番搾りのかすは、細かくして肥やしに使います。
椿油搾りは、とても手間のかかる作業なので、最後の最後まで無駄なく
使えるのはいいですね。
油を搾るのに使う道具は、すべて手作り。
やりたくても、簡単に自分で出来るものではありません。
今回はいつもお世話になっている方が、私が以前から、椿を搾ってみたいと
言っていたのを覚えていてくださって、声をかけてくださいました。
このような貴重な経験をさせていただき、本当にありがたいことです^^
またひとつ、青ヶ島生活の楽しみを味わうことができました^^感謝感謝
2008年12月23日
椿油を搾りました
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実をこつくのも、絞るのも本当に大変!
女性だけではかなり厳しいよね。
この油で揚げたかんもの天ぷらがまた格別
ですね!そしてなんといっても明日葉と鶏肉
の汁に椿油を数滴入れたうどんはさらに美味しい島料理の逸品ですね。
思い浮かべただけでも口の中が…^^:
椿の油は化粧品に使われるものかと思っていたのですが、食用OKだったのですか。
利島だけではなく、青ヶ島も収穫できるのは初耳でした。
すべて昔ながらの手作業、その油で揚げたものはとても格別なんですね。
炒め物や天ぷらがおいしいようですね。
大切に使おうと思います^^
私も小さい頃から椿油は化粧品だと思っていましたが。
大島利島のように、商売ができるほどではありませんが、
丸山に椿が植わっているので、それを収穫しました。
フェイス用やヘアー用は何らかの加工がしてあるのかと思っていました。
帰ったら義母に聞いてみます。