2008年02月09日

aura*家の節分

今日の青ヶ島は、午前中は晴れで暖かかったのですが、
お昼過ぎから徐々に曇りはじめ、夕方前からは雨になりました。

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さて、節分もだいぶ過ぎてしまい、いまさらと言う気もしますが、
今年のaura*家の節分について、少しだけ記録しておこうと思います。
我が家では、毎年節分の行事をするわけではなく、
今年はaura*夫が本厄年なので特別です。
私はあまり気にしない方ですが、青ヶ島の昔からのしきたりですので、
お願いして来て頂きました。

青ヶ島では「フンクサ」と言う、節分の厄除けの神事があります。
昨年7月の草月ホールで行われた「青ヶ島の神事と芸能」の講演でも
披露されました。
以前は恒例行事として、多くの家庭で行われていたようですが、
現在では保育園で披露するくらいだそうです。

一般的には柊の葉とイワシですが、青ヶ島では竹の棒の先に、
島の魚(ササヨ)を挟み、家庭用の卓上コンロ(本来は囲炉裏)に火をつけ、
魚をあぶりながら、鼻で臭いをかぐ仕草を繰り返し、
「フーンクサ、フーンクサ」と、厄落としの念仏を唱えます。
臭いにおいで、悪鬼邪霊を追い払うということですね。

その後、玄関と部屋のドアをあけ、
「福はー内、福はー内・・・鬼は外!鬼は外!鬼は外!」と
勢いよく家中に豆を撒きます。そして豆を食べる。。。
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八丈島では、ごちそうをたくさん作ってお客様に振舞い、
厄を少しずつ分け合うそうです。
青ヶ島でも昔はそうだったらしいのですが、今ではほとんどしないそうです。
我が家もこの後、年男(念仏を唱えてくださった方)と、家族だけで
食事(飲み)をいただきました。

義母が作ってきてくれた海苔巻きは、いつも通り切れていましたので、
青ヶ島では恵方巻きを丸ごと1本切らずに食べる習慣はないようです。
(私の実家もなかったです・・・関東です)
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そして厄落としの最後の儀式は・・・
厄年の人は、自分の良く使う身の周りの物を7つ(新しいもの)用意します。
例えば、釣り道具や長靴、鎌、テガなど。これを1つの袋に入れます。

その袋を、帰り道に年男(念仏を唱えてくださった方)が、
四つ角(十字路の角)に置きます。
青ヶ島には3箇所くらいしかないんですけどね・・・。
そして、これを厄の終わった人が、念仏を唱えながら3回蹴って、
誰にも見られずに拾い、来た道以外の道を通って帰るそうです。
これで一通りの厄落としの儀式は終了です。

ちなみに、以前はフンクサをする家庭が多かったので、
年男も何名かいらっしゃったそうですが、
現在この伝統を継承していらっしゃる方は1名だそうです。

牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座   
< フンクサのお念仏 >
「フーンクサ 年の始めの年神様に 焼きやかすをして お願い申す 
イモが千俵万俵 くさってかまって候 フーンクサ 
トビ魚千本万本 くさってかまって候 
カンモが千俵万俵 くさってかまって候 フーンクサ 
鶴は千年亀は万年 海老の腰は七曲り ここの亭主は九十九まで」

牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座  牡羊座 

このお念仏は、もちろん厄年だけに限りません。
私は結婚して青ヶ島に来た時にも、やっていただきました。
貴重な経験ができた、青ヶ島ならではの節分行事でした。


posted by aura* at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 青ヶ島のイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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